今年も結局あまり山に登れなかったなぁと思いつつ、上越方面は紅葉には既に遅いだろう、と言うことで近場の奥多摩へ行ってきました。
近場なんですが、特に帰りが超渋滞するので・・・同じ東京都なのに3時間もかかったりして、上越方面に行くより精神的に時間がかかる気がして、最近は避け気味でした。
・・・が、車で行けば、ガソリン数リッターだけで行ける貴重な場所(笑)。早めの行動・下山で渋滞を避けよう!と早起きして行ってきました。
どこに行くかが問題でしたが、奥多摩の地図をぼ〜っと見ていたら、見えてきた山がありました。
天祖山(てんぞさん)。ポツッと独立峰っぽいし、奥多摩にしてはそこそこの標高もある(頂上の見通しはきかないみたいですが)。
奥多摩の駅を降りてからもバスに乗らないと行けないし(しかも降りてからもしばらく歩く必要あり)、車でないとなかなか足が向かなさそうな山。
こりゃ、きっと静かに違いない!^^ 決めた!行くぞ!場所はここをクリック!
★ルート所要時間★ (--->:登り/下り)
【登り】
8:05 天祖山登山口(760m) ---> 8:45 一杯水
---> 9:50 大日天神社(1355m) ---> 10:40
会所 ---> 10:50 天祖山(1723.2m)
【下り】
11:25 天祖山 ---> 13:10 天祖山登山口
天祖山登山口。
奥多摩駅からバスだと東日原で下車後30分はアルバイトを強いられるのでどれくらい掛かるか不明ですが、車だと30分弱。
途中は穴ボコのジャリ道で、車高の低い私のフェリオ君ではのろのろしか行けなかった。
(カムイワッカへのジャリ道よりマシでしたが(笑))
歩いていく人を尻目に、登山口にジカづけ。^^;
朝ご飯食べていると、数台車が通るのだけど素通りして行ってしまう。
この道の奥には、100名山の雲取山登山口があるからだと後で気がついた。
(私は三条の湯からしか登ったことない)
準備をしていたら一人だけオジサンが登って行っていた。
お〜登る人居るんだなぁと、すこしビックリ。でも土曜日だからね。そりゃ居ますよね。
えらくジグザグに登る。
最初こそジグザグと結構な斜度を登って行くものの、落ち葉で埋めつくされていて、なんだか既に道が不明瞭・・。
このスイッチバックを登り切る前に既に1度道を間違えて登ってしまい(結局登る道もなくなり(爆))、
一旦元来た道を戻って登る羽目に・・。
先が思いやられるよ・・。(>_<)
ジグザグ登り途中ではなかなかキレイな紅葉が。 | もう少し登ると少し枯れ気味・・ | 山頂近くなるとすっかり枯れて。でも味がある。 |
一杯水
見にくいですが、真ん中に、ポリ管からチロチロ・・と水が出ているのが分かると思います。
水貯めるのに時間掛かりそう・・・。
一応「飲み水」です。^^;
迷ったせいもあり、ここまで約40分程掛かる。
時々は目印もある。
正直、ここで目印なり、標識なり欲しいなぁと言う所には無く、無くても良い様な所に目印があるような印象を受けた。
見づらいですが、これは下が「水源林巡視道(落石多し)」上が「水源林巡視道(天祖山)」と書いてあります。
実は落石多し・・の方が、立派な道だったりして・・・。落ち葉のせいもあるけど天祖山方面は道っぽく無いんだもの・・(笑)。
ここはさすがに標識要りますね。^^;
1,300b超えると割合平坦な道になる。
こういう分かりやすい道は奥多摩っぽいですが・・(笑)。
誰にも会わない・・。
大日天神社までこんな分かりやすい道が続きます。
9:50 大日天神社に到着
かなりの荒れ模様・・。戸が壊れてるのか不明ですが、薄暗い中が見えてちょっと無気味。
ゾゾ〜っとしながら通り過ぎる。
1,400bを超えると開けてくる。
すっかり落ち葉も落ち切っているため、視界はないはずですが、結構眺望は望めます。
新緑の季節も鬱蒼というよりは、爽やかな新緑を楽しめる所のようです。
会所到着
ここから山頂は10分程でスグです。
個人的には、上の1,400b付近からが長く感じました。
単に疲れてただけか(笑)?
冠雪した富士山が見事に見えた。
山頂よりここの会所の方が視界も開けているので、ここで富士山見ながらお弁当も良いかもしれません。
下る時には雲が出て、もう見えなかった。ラッキーだった。
このときは雪があったのに・・・1か月経った今、雪は無いんですよね(汗)。
10:50 天祖山到着。
意外と長く感じたな〜。休憩&道迷い(爆)込みで3時間弱で到着。
まっ、標高差も1,000bあるし、それくらいは掛かるかな・・。
山頂は木々に被われているので、視界はほとんど望めません。
落葉してたのでそれなりに見えましたが、夏は全然見えないでしょうね。
そういう意味では、苦労の報われない山か。
しかし誰も居ない・・。
途中で鹿狩りの人と犬と鹿が通る気配はしましたが、ホントに静かで・・。
奥多摩にもこう言う静寂を満喫できる山もあるんだな〜、と。そういう意味で良い山ですね。^^
一応山頂踏んできました写真(笑)。 | 神社の左脇は少し開けてます。 | 三角点のみの地味な山頂。 |
さて下ります。
午後から急速に曇ると聞いていたので、下山する。
こういうちょっと岩場の多少尖ったヤセ尾根もあるので、滑らないように気をつけましょう。
ま、こう言うほうが、道が分かりやすくていいけど(笑)。
実はちょっと下山で迷った所・・。
登りながら「こりゃ、登りより下りの方が道に迷いそうだな・・・」と思ったので、かなり景色をジロジロ見て登ったつもりなのですが、
それでも、登りと下りの景色は全然違う。一体どこが道なの〜・・・。
景色を思い出しつつ、適当に降りてたら、どうも変な気がしてきた。
ちょっと左に寄りすぎて降りているような・・・・。
GPSを確認したら、登った時より随分左に逸れていた。イカン!と道無き道を登って(途中でずり落ちて青アザ作る羽目に(笑))
なんとか見覚えのある所まで戻ったのでした。GPSがあって良かった。^^;
奥多摩と言えども、ココ結構、道に迷ってビバークしたりする人が多い山みたいです。体験記もある。^^;
写真を見て頂ければ分かりますが、落葉のせいか結構どこを降りてよいか迷うようなトコなんです。
この時期は気をつけましょう!
迷いやすい所ですが、事前にこの方のHPを見て、こちらのページにある最下部の概要図?(絵図)が非常に参考になりました。
印刷して持って行って、参考にしつつ登りました。感謝!^^
(私にはお絵かきの才能がないので、勝手にリンクさせて頂いてます)
@登り 断面図 |
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標高差は約1,000bです。 土曜でしたが、登りで1人、下りで2組に会っただけでした。 |
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A登り 速度 |
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速度が後半になると斜度と比例してないな・・。 |
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B登り 斜度 |
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最初の九十九折りは結構急登です。 そこを超えると、20〜30度位の斜度でのんびり歩けます。 個人的には登りより降りる時に斜度を感じました。 |