★山スキー at 小野岳(1383m)★(2004年2月7日) 福島県南会津郡下郷町大字小沼崎

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先日八幡平にご一緒したTさん達と、今度は南会津に山スキーに行ってきました。
ゲレンデからアプローチできる八幡平とは違い、今回はホントに普通の山。
先日の八幡平の練習で随分不安は払拭されたものの、やはりシール登行がきちんと出来るのか、不安ながらも参加しました。
ただ、何がなんでも登頂を目指す!と言うことでもなく、無理をせずに行ける所まで行きましょう、という事で、私も参加させていただきました。
桧枝岐の民宿に宿を取り、日帰りでの予定です。初日は、小野岳(ん?オノって・・(笑))。場所はここをクリック!

この数日前から東北地方は雪が続き、天気予報ではこの週末は荒れ模様・・と言うことで、さすがの私もダメだこりゃ・・という感じでした。
金曜の夜に出発して、道の駅で仮眠。雪は降り続いていました。
朝起きて、実際に行ってみると・・曇り・・。風も無いし・・視界もある。大丈夫だねということで、登山開始。
リーダーもこの山に登るのは始めて、という事で、取りつきを探すのに手間取り、実際に登り始めたのは10時過ぎになってしまいました。

★ルート所要時間★ (--->:シール登行(登り)/滑降(下り)、 ===>:ツボ足、 ・・・>:徒歩)
【登り】
10:10 630b付近 ---> 14:00 980b付近(休憩20分程度含む)
【下り】
14:25 980b付近 ---> 15:20 630b


★滑走ルート★(赤:シール登行、黄:滑走) Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成
 平面図を見たい方はこちらをクリックしてください(別Windowで開きます)。

小野岳ルート図(3D)


どこから登るか思案中 まず、取りつく場所を探す。

 道路わきに車を止め、取りつく場所を探す。
 この先を少し行った所から取りついて登り開始。

 当然誰も登っていないので、ラッセル。
 (私は付いて行くだけですが・・^^;)

こんな所を登っていけるのか?・・ 登り始めはかなりの樹林帯

 リーダーも初めての所だと言うことで、
 あっちへ行っては確認、こっちへ行っては確認しながら登るルートを探す。

 かなりの針葉樹林帯で、スキー板で登るのさえも一苦労・・。
 

雪はひざ丈位。 ようやく登れそうな所が見つかった。

 膝くらいのラッセルで登って行きます。
 前日までと朝までの雪でかなり雪は深いですが、まだ雪は軽め。
 今回一応最年少の私・・。^^; 「私がラッセルします!」と言いたかったのですが・・。
 ただ登るだけなら多少は出来るのではと思いましたが、林の中をジグザグジグザグ、
 とにかく数歩歩いてキックターン、また数歩歩く&キックターンの繰り返しで
 何せキックターンが苦手な私は、先頭登っていたら逆に足手まといになるのが必至で、
 申し訳ないな・・と思いつつ、とりあえず後から付いて行く事にしました。

シール登行中の様子
交代でラッセルして登ります。ラッセル中登るルートを思案中のFさん。 時には降雪が・・。 進む道を考えつつ登るリーダー、Mさん
交代でラッセルして登ります。
(私だけやってないの・・(・∀・;)
時には降雪が・・。

進む道を考えつつ登るリーダー、Mさん。

滑走準備。シールをはずす皆々。14:25 下山開始

ウンウン登って行くものの、意外と進みません。
このまま登っても、気持ちの良い斜面には出られなさそう、という事もあり、
結局14時過ぎの時点で下山する事にする。

登ってきたのは良いけど、木々を縫うようにして滑るのか〜・・。
ぶつからないように気をつけないと・・。

滑り始めはまだマシだけど・・。 900b付近。

 最初のほんの少しだけは、木々が気持ち(気持ちだけです)まばらなので、なんとか滑る。
 私なんて、ただ転ばないように気をつけて滑るだけ。
 気にしすぎて思い切り後傾になってしまった。
 2、3回すっ転んで、しかも谷側に頭が倒れるどうしようもない状態。

 やっぱり板が重くて・・・足を谷側に転換できなくて苦労する。
 は〜シール買い代えて登りでの板の重さを感じることは無くなったけど・・
 倒れた時の板の重さはズッシリ感じてしまうなぁ・・・。
 (ビンディング入れて2本で6`近い)

 転ばない事が第一なのだけど、倒れた時にどうにかして楽に起きれるように倒れる工夫をしなくては・・。(*_*)


★小野岳山頂付近から見える景色(カシミール3Dにて描写)★(右下に見える軌跡は私達の実際登った所。全然届いてませんが・・^^;)
小野岳山頂付近から見える景色(カシミール3Dにて描写)

地図等を確認すると、上記3Dのように、山頂からしばらくは快適な斜面が有るみたいですが、そこまで辿りつく事が出来なかった。
残念ですが、またの機会に (しかし、またの機会があるかは、甚だ不明(笑))。


密林で大変。 15:00 下に下れば下るほど、密林。

植林された杉(?)林。
こんなのにぶつかったら怪我すること必須なので(また骨折るかもしれないし(笑))
とにかくぶつからないように木々の間を縫いながら
細心の注意を払って滑る(・・と言うか降りる、というか・・)。
降りたら、ちょっとほっとしました。^^;
お疲れ様でした。


GPSデータによる考察★

@登り 断面図

標高差は約350bです。
(本当の山頂までの標高差は750bです)
思ったより全然登れていませんでした。残念。
出発時間が遅くなってしまったのと、最初の道筋を探すので結構時間を取ってしまったので仕方ないですね。

A登り/下り 速度

登りでの速度が速いところは、滑りおりている所ですね。
八幡平と比べて登りが急なところが多かったですが、シールのお影であまり気にならず登れました。
ただしキックターンが課題です。
そんなことで、登りの平均としては、自分としてはまぁまぁだったような気がします。

B登り/下り 斜度

平均すると20度弱の斜度ですが、一部30度を超えるところも・・。
そして密林だったので快適な滑りとはほど遠かったです(苦笑)。
これも山スキーだということで。^^