★山スキー at 山毛欅沢山(1523m)★(2004年2月8日) 福島県南会津郡只見町

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小野岳を下山して、桧枝岐の民宿に宿泊しました。会津の天気予報は日曜は低気圧が通過して荒れ模様。
朝の予報でも、曇り後雪で荒れるとの予報。
あ〜もうこりゃ、今日こそ、完全武装で行かないと行けないわい・・と、山毛欅沢山(ぶなさわやま)に向かいます。
大雪で取りつきがなかなか見当たりません。何度か行き来して、やっと見つける。場所はここをクリック!

取りつきを探していた為、出発は10時近くになる。お天気は、意外とイイみたい・・・。なんだか青空が見えてるし、風も無いよ♪
もしかして昨日より、良いお天気かもラッキー♪

★ルート所要時間★ (--->:シール登行(登り)/滑降(下り)、 ===>:ツボ足、 ・・・>:徒歩)
【登り】
9:40 林道始点 ---> 10:55 林道終点 ---> 12:10 890b付近 12:30 ---> 13:50 1,100b付近
【下り】
14:10 1,100b付近 ---> 14:55 林道終点 ---> 15:30 林道始点


★滑走ルート★(赤:シール登行、黄:滑走) Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成
 平面図を見たい方はこちらをクリックしてください(別Windowで開きます)。

山毛欅沢山ルート図(3D)


リーダーのMさんが、腕まくりしてラッセル中。 林道を延々とラッセル。

 なんだか妙に良い天気になってきた。
 取りつきから2`林道歩きです。
 と言ってもひざ丈程のラッセル。

 まっすぐ歩くだけでキックターンが無いので、「ラッセルさせてください!」とお願いして、私もラッセルしました。
 まっすぐ行くだけだけど、汗ダクダク・・。

素晴らしいお天気に期待も膨らむ。 安越叉川と山毛欅沢の出合で右手に向かうと林道は終わり。

 風もなく、素晴らしいお天気です(歩いていると暑いくらい)。
 ここまで1時間強。
 やっと登りが始まります。

雪はひざ丈位。 結構急な登り。

 膝くらいのラッセルで登って行きます。
 深さ的には前日の小野岳と同じくらいだけど、気温が上がっているせいか雪が重い!。

 当然トレースも無いので、交代でウンウンとラッセルで登ります。
 途中で、子供(だと思う)カモシカが、雪で埋もれてもがいてました。
 カモシカも雪が重くて、苦労していたようです。

 途中でカモシカのラッセル跡があり、少し利用させてもらいました(笑)。
 でも途中で人間が通れない木の間を通っていたりしたので、せっかくのトレースですが途中まで。^^;

 今回もかなりジグザグ、キックターンの連続。
 皆さんにコツを教えて頂き、後半は随分マシにキックターン出来るようになりました。
 しかし谷回りのキックターンはまだ出来ないんですよね〜・・。
 一回チャレンジしてみたら、谷側に倒けちゃった。最悪です。
 ということで、おとなしく山回りのキックターンで進む。

シール登行中の様子
交代でラッセルして登ります。ラッセル中登るルートを思案中のFさん。 雪が重くて、ラッセルも大変そう。 天気もよくてお散歩気分で後をついていく(笑)。
最初は山毛欅沢沿いに。 ラッセルに苦労するFさん。

950b付近に来るとなだらかに。
しかし何故か上に行く程、雪が重くなる!

まだまだ遠い山毛欅沢山・・。随分遠くに山毛欅沢山のピークが見える。

ほえ〜・・全然遠いよ〜・・・。
雪も重くて中々ラッセルも進まない。
このあたりで私もまたラッセルしましたが、普通に斜度があるので(笑)、
かなりヘコヘコしながらノロノロやりました。

皆で記念写真 1,100b付近。

 ここで14時近く。残念ですが、登りは終わりにする。
 皆で記念写真を。結局お天気は崩れることもなく良いままだった。
 お天気の神様に感謝。^^

雪が重くて上手くターンできないんだよね〜・・。 14:10 滑降開始。

昨日よりは随分ましなブナ林。
しかし、雪が比べ物にならないくらい重い上に、深い(私にとっては)。
転ばないように・・と気にしすぎて、やたら後傾になって、膝が痛くなってしまった。
(それがなんだかギクッと膝が言うような痛さでイヤ〜な感じ)

でも、なんだか気にしすぎて窮屈な滑りになっている気がして、
それもつまらないな、と思い、倒けてもいいや、と滑ったら逆にまだマシに滑れました(笑)。
あっ、もちろん、転ばないように大事に滑るのは、私にとっては重要な課題なんですけど。

そうは言っても、Fさんは上手い。 900b付近。

 Fさんの滑り。
 Fさん滑りも非常にお上手なのですが、そのFさんでさえ
 「今日の雪は、今迄の中でもかなり重い・・」
 とおっしゃっていました。

 昨日の小野岳とは大違い。1日違いで天候の違いでこうも雪質ががらりと変わるんだなぁと驚きました。
 でも滑りとしては、まだ今日のほうが滑れた感じですね。
 ここも上は楽しいのでしょうが、またの機会に。

滑る場所を確認するMさん。 最後の急斜面を下る。

画像以上に、実際は斜度を感じてしまいました。
整地されたゲレンデだと、まぁ、どうにか滑れるかなって思うくらいの斜度ではあったのですが、
エイヤッ!と滑ってみたら、見事に足を取られてスッ転んでしまいました。^^;

ま、今日は自力で立ちあがれましたが(笑)。
ここを過ぎると、あとはなだらかな斜面を下って林道に出ます。

林道を30分程スケーティングしながら戻りました。
行きのトレースが残っていたので、ちょっとは楽でしたが、
登山者のツボ足の跡があり、スキー板がひっかかって意外に面倒だったです(笑)。

お疲れ様でした。ここはまた機会があれば、山頂目指してもいいかなぁ〜。^^;


GPSデータによる考察★

@登り 断面図

標高差は約450bです。
(本当の山頂までの標高差は900bです)
う。また半分だ。^^;
夏山ならこんな標高差、あっという間なのだけど、やはり難しいですねぇ・・。
ここはもう一度また登ってみたいな〜。

A登り/下り 速度

シール前半は林道の為、ラッセルといえども、順調に歩いています。
が、その後は中々急な登りだったので、ラッセルも時間がかかるし、止まり止まり、なのがよくわかります。

B登り/下り 斜度

最後の急斜面は30度超えてるところだと思います。
こういうところで深雪、悪雪でもすいすい?滑れるようになると良いのだけど。