★八甲田山(大岳)[1,552m]★(2005年7月20日) 青森県青森市

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6月にちょっとハイキングしただけで、全然登って無いぞ・・・。
と、いうことで行ってきました。八甲田山。何故唐突に・・・・理由はこちらを(笑)。まぁ"ついで"だった訳ですが・・・。
でもどうしても何処かに登りたかったので、とにかく一番青森空港から近い八甲田山を狙って、速攻登ってきました。

八甲田山と言えば・・・有名な映画「八甲田山」私も見たことがあります(テレビで、ですが^^;)。
とりあえず八甲田山に登ると決めてから、新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を読んで(まっ、今回のルートとは全然違いますが)イメトレ(笑)。
冬はともかく、夏は一般向けだよなぁ〜。でも今度は山スキーで是非行きたい!その下見と言うことで、楽しみにして行きました。

何せ一番早い青森行きの飛行機に乗っても、青森空港到着が9時ちょっと過ぎ。
地図を見るかぎり空港から1時間もあれば、登山口に行けるはず・・・計算すると、遅くとも11時には登り始められるだろう・・・。
大体酢ヶ湯からぐるり・・・で5時間程度みたいだから、まぁ少しスピードアップすればちょっと遅いけど16時迄には下山できる。夏だからどうにかなるだろう・・。
どうしても時間が押してしまったら・・八甲田山ロープウェイから楽して登ってしまおう(笑)・・・。
と計画を立て、いよいよ当日。全然準備して無かったから・・・・2時間しか眠れなかった・・・・。^^;;;

青森空港からレンタカー借りるも、結構人が居て、順番待ちで結構時間が過ぎてしまう・・。
しかも道間違って・・・(>_<)、しかも何も食べて無いし、食料も調達して無い。コンビニも道中全くなく(まぁ・・峠というか、山道ですから・・・)、
八甲田山ロープウェイに到着。ここで既に11時。

まずい・・・何も食べて無いから食べる時間も必要だし・・・諦めてココからいくか・・・?
しかも、レンタカー借りる時に天気予報が乗っていたけど・・・なんと昼から雨!!!マジかいな・・・。
一瞬楽する方に考えが傾いたけど・・・・イヤイヤ、まだ大丈夫!!
ロープウェイの売店で行動食を調達し、食堂でおにぎりを作ってもらって、いざ酢ヶ湯へ!
5分程で酢ヶ湯温泉に到着。そこでおにぎりをむりやり口に詰め、着替えて、出発!! 11:30分だよ・・^^;;;;
下山してきてもいいくらいの時間・・・・。実際登り始めてすぐに下山者に会いました(笑)。

★ルート所要時間★ (--->:登り/下り)
【登り】
11:30 酢ヶ湯温泉(890b) ---> 12:25 1260b付近 ---> 12:43 仙人岱 12:48 ---> 13:30 八甲田山(大岳)
【下り】
13:45 八甲田山(大岳) ---> 14:00 避難小屋 ---> 1150b付近 毛無岱 ---> 15:25 酢ヶ湯温泉(890b)


★滑走ルート★(赤:登り、青:下り) Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成
 平面図を見たい方はこちらをクリックしてください(別Windowで開きます)。

八甲田山登山ルート図(3D)


登り始め登り始め

普通に道がついているので登りやすいです。

1260b付近。視界が開けてくる。遠くに見えるは南八甲田連峰 1260b付近 遠くは南八甲田連峰

ここまで来ると視界が開けてきます。
振り返ると、雪渓がバッチリ残った南八甲田連峰が・・。
南は櫛ヶ峰を主峰らしい。南は北八甲田連峰(ここですね)よりも火山活動が早めに終了したことと、
地形的に平坦な所が多いらしく湿原が発達してるそうな。。機会があれば行ってみたい。

その後はガレ場その後はガレ場

一転してガレ場登場。ここは火山性ガスが噴出しているのか、硫黄の臭いがかなりします。
まるで別府温泉のよう・・。結構硫黄の臭いって好きなんだよね〜^^;;
でも気象条件によっては、火山性ガスで死亡者も出てるし・・・何となく足早に登る。

12:42 仙人岱に到着12:42 仙人岱に到着

しばらくガレ場を登って行くと、今度は全然様相が違う湿原登場。
ここは仙人岱と呼ばれる所らしい。ちょっとお天気がイマイチになってきた・・。

仙人岱で記念写真仙人岱で記念写真

仙人岱で休憩されている地元の方がいらしたので、
せっかくなので雪渓をバックに写真を撮ってもらいました。
(何せ時間的に人に会うのは稀なので(笑))

わざわざ東京から?!関東には山も沢山あろうに・・と驚かれつつ、
ホントの理由を言えないまま(笑)、別れる。


仙人岱へ続く湿原
仙人岱へ続く湿原
雪渓がこんなに・・・寒いくらいだった(笑)。
まだまだ下も雪渓があるので、ちょっと滑って楽しむ位はありました。
雪渓がこんなに・・・寒いくらいだった(笑)。

13:30 八甲田山 山頂到着。13:30 八甲田山 山頂到着。

意外と早くこれた。
しかし山頂は曇っていて・・・・あまり視界が無くて残念!
とは言え、時おりガス(雲?)が切れて、それなりに景色は楽しめました。

山頂では女性2人のパーティが1組いたかな?
ちょっと休憩していると、途中で追い越した女性3人登ってきて・・・
豆大福頂いちゃいました。大きくて・・・・(笑)。
美味しかったです。(^Q^)
それでお腹一杯になってしまったので、自分の食べ物は何も食べれず、下山する。

後藤伍長発見現場山頂にはこんなものが・・・360度の視界があるので案内板?があったのだけど・・・
山や市街地に加えて、八甲田山で奇跡的に発見された後藤伍長の発見現場載っていた・・・( ̄ ̄ ̄▼ ̄ ̄ ̄;)

一人だったから・・・・ちょっとブルッと身震い・・・^^;;


山頂からの眺め。ちょっと雲が多くて残念ですが、360度の眺望です。
山頂からの眺め。ちょっと雲が多くて残念ですが、360度の眺望です。

山頂から望む避難小屋。山頂から望む避難小屋。

真ん中に避難小屋が見える。
避難小屋と言っても・・・超立派。こんな感じ

あとはず〜っと木道歩きあとはず〜っと木道歩き

避難小屋からは、ほとんど緩やかな木道歩き。
雨の日は滑るから辛いけど・・・天気が良ければラクチン♪

あまり気を使わず、のんびり景色を見ながら降りる事が出来ました。
ぐるりと廻って登るなら、今回の様に、仙人岱〜大岳〜毛無岱というルートのほうが、
下山時の神経を使わない分楽だと思いましたね。

結局15時半前に下山。意外と早く降りてこれました。お天気も大丈夫だった!
が・・さて温泉、、と思ったら、ポツポツと・・・・(笑)。有る意味晴れ女・・・^^;
その後、酢ヶ湯温泉に入り・・・(混浴は根性無かったので内湯)さっぱりして青森市へレンタカーで戻りました。

酢ヶ湯温泉は、噂通りいいお湯でございました♪
今度は冬に山スキーで来たいです♪


下山時、八甲田山(大岳)を振り返る。
下山時、八甲田山(大岳)を振り返る。
お花も地味ながら結構咲いていました♪
お花も地味ながら結構咲いていました♪


GPSデータによる考察★

@登り 断面図

標高差は約700bです。

でも体感的には標高差は500b程度ですね。
特に下山時は木道歩きがほとんどだったせいか・・
降りた気がしなかった(笑)。

周囲に高い山がないせいか、標高の割に山頂からの眺めは高度感があり、眺めは素晴らしいです。


A登り/下り 速度

登り始めが遅い時間だったので、何時もより心持ち早めのスピードで登りました。
それが数字にも現れてるような・・・。

でものんびり歩いても5時間程度だと思われますので、
夏のお手軽ハイキングという感じでは良い所かな?

B登り/下り 斜度

全体的に均一な斜度でした。
まぁ毛無岱から雪渓を過ぎて山頂までの道は若干登りがキツいかな。
でもすぐに山頂なので、問題ないです。