今年は何かと諸用のため、泊まりで夏山に行くことが出来ませんでした。
気がついたら秋になり(笑)、やっと夏休みを取って、のんびり温泉にでも浸かって山に登ろうと、燕岳に行く事にしました。
初日は中央道の豊科ICよりR147等を経由して中房温泉に到着。到着がお昼だったので、頑張れば燕岳まで行けましたが、せっかく温泉があるので中房温泉のテント場で1泊する事にしました。
中房温泉は古くからの温泉宿で、湯も良さそうなので楽しみにしていたのですが・・・登山者用のお風呂は、かなり×(ちなみに700円)。いや、もうサイテー・・・・と言いきっても良いくらい、ダメでした。とにかく汚い!。入りつつ気分が悪くなりました。もちろん宿泊者はキレイなお風呂に入れます(かなり良さそうでした)。
宿泊しないで何なのですが、今時あんな商売姿勢ではダメだと思います(珍しく?お怒りモード)。せっかくお湯が良いのにモッタイナイです。登山者も一応お客だよ〜!(登山者に苦労させられたんでしょうかねぇ・・)。
翌日、天気も上々。すこし寝過ぎて出発は6時過ぎてしまう。既に大勢の登山者で賑わっていました。
やっぱり北アルプス、100名山ではないけど、人気があるんだねぇ〜。
★ルート所要時間★ (--->:登り/下り)
【登り】
6:20 中房温泉 --->
7:15 第一ベンチ ---> 7:45 第二ベンチ 7:50
---> 8:50 富士見ベンチ --->
9:20 合戦小屋 9:40 ---> 10:45 燕山荘テント場 13:50 --->
14:15 燕岳
7:15 休憩用ベンチ
最初は結構鬱蒼とした森の中を登る感じ。
登山口に人が結構居た割には、ばらけたのか静かな山歩きを楽しめました。
北アルプス三大急登と呼ばれる割には、あまりそうでもありません。
30分〜1時間おき位に休憩用のベンチがあり、タイミング良く休めるからかもしれません。
とは言っても、久々にテント泊の荷物背負っての歩きは、ちょっと辛い〜。
日帰りの時は荷物背負っている意識が無いくらいなのですが、
さすがに泊まりの荷物は、肩にずっしり。
と言うことで、かなりのろのろカメの歩み。
7:35
野生の猿が結構居る
荷揚げ用リフトの付近まで登ってくると、ガサガサと周りがうるさくなる。
何だろう?と思って見上げてみると、野性の猿が枝から枝へ飛び移っている姿が見えた。
結構たくさん居ましたよ〜。食べ物を取られないように気をつけましょう(笑)。
09:10
合戦小屋までの道のり
途中は木の根っこや、ハシゴも多く、下を見ながら歩く事も多かったような・・。
登りの時には感じ無かったのですが、下っている時にかなりハシゴが多いことに気がつきました。
(=走っては降りられない(笑))
09:30
合戦小屋到着
中房温泉から約4時間で、合戦小屋に到着。
道中の静けさとは対照的に登山者で賑わっていました。
ココは休憩のみで宿泊は出来ません(・・がテント泊は出来るみたい・・です)。
荷揚げリフトで荷物を揚げているせいか、牛乳も飲めますよ(牛乳好きの私・・)。
ちょっと私が邪魔ですが、小屋の写っている写真がこれしか無くて(苦笑)。
10:00 2,500b付近
なんだか少し曇ってきた。う〜ん、予想では良いはずなのに・・。
後少しで山頂。のろのろと登る。荷物が重いせいか少し疲れてきた。
ほとんど荷物が歩いているような私。
途中でオバサマ方に「あら〜そんな荷物背負って、偉いわねぇ〜」と言われた。
ま、見た目程重くは無いんですが(笑)。
紅葉はこの当たりが一番キレイでしたね。
あとはもう、どちらかと言うと、"枯れている"感じ。
20年ぶりにキレイだった昨年の紅葉とは対照的に、今年は不作そう。
まぁあの夏の寒さじゃねぇ〜。
10:45 燕山荘到着
合戦小屋から約1時間。
中房温泉から約4時間程(休憩含まず)で、燕岳鞍部の燕山荘に到着。
テント場はこの裏にもあります(写真上方)。
でももう一方はトイレが近い為か、遠いこちら側から埋まって行ってました。
東側からガスがかなり上がってきていて、東側は全く視界がなくなる。
しかも天気も雲が多くなってきて・・。
テントを設営していたら、上から白い物がちらちら・・。
なんと、雪が降ってきたー!b( ̄□ ̄;)! !
13:50 燕岳へ
ちょっと疲れたのでお昼を食べた後、お昼寝してから、空身で燕岳へ向かう。
相変わらず天気は曇りがちで少し風も冷たい。ガスも切れないし。
空身で行きは20分でした。帰りは15分。
14:15 山頂で記念写真
結構有名な山の割に、山頂はかなり地味でした
(プレート一枚。写真で私の足元に飛び出ている所)。
とりあえず記念写真を撮る。西側は結構景色が見えましたが、東側は全く見えず〜。(*_*)
ま、でも穂高連峰等が見えるだけでも良しとするか〜。
もちろん良い山ですが、この山は山頂より遠くから眺めるほうが良い感じがしました。(^o^;
テントに戻ってきてから、しばらくすると、また雪がドンドン降ってきました。
マジかよぉ〜・・・と思いつつ、寒いのでテントの中で過ごす。小屋は暖かそうだな〜・・。(^o^;
外は 一向に止む気配もなく、バラバラと音を立てて(半分アラレ)降り続いていました。
そして20時頃には、辺り一面銀世界・・・・・。
この調子で降ってたら、明日はどこにも行けないかも〜・・(アイゼン持ってきてないし)。(´Д`)ハゥー
・・とちょっと不安に思って眠りにつきました。
ま、曇っていたせいか、雪が降る天候の割に寒くて眠れない、というような事は無かったです。
・・が寒がりな私は、一応足にカイロを張って寝ました(笑)。
@登り 断面図 |
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標高差は約1,300b超です。 合戦小屋迄が少し歩きにくい感じですが、 |
A登り 速度 |
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合戦小屋までの方が斜度がキツいのに、前半の方が早い。。 どうも私は疲れてくると食べる気が失せてしまうので、無理してでも行動食を撮るように心がけなければ・・。 |
B登り 斜度 |
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やっぱり白毛門の方が斜度があったなぁ〜。 そこそこの斜度は有るのですが、何処かに手を掛けて登らないと行けないような所は余りありませんでした。 でも、途中登っていたオジサンは「ヒィ〜こりゃ直登だねぇ。」と言ってましたが。 |