★燕岳〜大天井岳★(2003年10月3〜5日)3日目 長野県大町市大字平

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雪が降る中、眠りについた私達ですが、翌日は5時前に一応起きる。
夜中位から雪(アラレか?)の音はしなくなっていたので、外はどうなっているんだ?と見ると・・。
朝日を浴びる槍ヶ岳♪。雪は多少積もっているけれど、お天気良さそうだ!(@^∇^@)ワーイ。
テント場からは、以下のような景色が広がっていました(画像処理が汚い&2枚の端を合わせられなかった・・。スミマセンm(_"_)m)

燕山荘からの眺め(実写)
燕山荘からの眺め(実写)

燕山荘からの眺め(カシミール3Dにて描画)
燕山荘からの眺め(カシミール3Dにて描画)

今日の予定は少し?ハード。(ルートは前日の地図をご覧ください)
燕山荘から大天井岳を往復して、中房温泉まで下る、というルートです。本当は大天井岳から常念岳・・と縦走したい所ですが、中房温泉に車を停めている以上、ピストン以外は不可能。ちょっと残念だなぁ〜。
とりあえず、必要最低限の荷物だけを持って、大天井岳へ向かう。雪が積もっているので、滑らないように気をつけないと・・。


★ルート所要時間★ (--->:登り/下り)
【登り/下り [ 燕山荘 <--> 大天井岳往復 ] 】
5:55 燕山荘 ---> 7:45 喜作レリーフ ---> 8:20 町営 大天荘 8:30 ---> 8:40 大天井岳山頂 9:00---> 12:00 燕山荘
【下り】
13:10 燕山荘 ---> 3:40 合戦小屋 ---> 15:20 中房温泉


テン場から見る御来光 5:45 御来光

 雲海と、雪と、太陽のコントラストが美しかったです。
 太陽の光で山々が紅く燃えているように見えました。
 しばしぼんやりと見つめてしまいました。

燕山荘燕山荘から御来光を見る人達

丁度写真左手方向に、頭を雲の上からピョコと出した富士山が見事に見えていました。

足が滑ります。。 5:55 大天井岳へ向かう。

 写真左手のピークが大天井岳。
 近そうなんだけど、距離が片道6`近いと知って、トホホ。それを往復だからなぁ。

 高曇りっぽいので、太陽が出てこない。右手から冷たい風が吹いてくる。
 思い切り登りなら体も暖まるのでしょうが、細かなアップダウンだけなので、なかなか体は暖まらない。
 道には雪が積もっている。当然アイゼンは持ってきてないので、足を滑らさないようにしないと・・。

 ほとんど誰もまだ歩いていなくて、鳥の声が少し聞こえるくらいの静かな中、黙々と歩く。
 こんな静かで少し冷たい空気の中、景色を見ながら歩くのは幸せな感じ。

カワイイ。途中には冬毛になりつつある雷鳥が居た

立山同様に、全然物おじしない雷鳥君が一生懸命餌をついばんでいました。

頭にハチマキ巻いている喜作レリーフ。 7:45 喜作レリーフ。

 この時間になると、雲もすっかり晴れて体も暖まり、
 辺り一面の雪と紅葉(ちょっとしょぼいけど)を見ながら快適に歩く。

 出発から約2時間歩いた所で、喜作レリーフにつく。
 大天井岳の開拓者で、名ガイドだったという小林喜作氏のお顔がはめ込んであります。
 ここから槍ヶ岳への道を喜作新道と言う名前なのは、彼を称えての事なんでしょうかね?

 ここからガレた岩場を登っていくと約30分程で町営大天荘に着く。
 結構長かったなぁ〜・・。
 ここでちょっと一休みしました。

大天井岳山頂から見る槍ヶ岳。8:20 大天井岳到着

大天荘から約5分程で、大天井岳到着。
素晴らしい眺めだなぁ〜360度の大眺望。ウッヒッヒ〜♪d(⌒o⌒)b♪

富士山、穂高連峰、槍ヶ岳、遠く立山、白馬岳まで見えました。
時間的に少し早かったせいか、山頂には数人しか居ませんでした。

槍ヶ岳の雪渓は丁度前日の雪で白く美しく化粧されていました。


大天井岳山頂からの眺め(実写)
大天井岳山頂からの眺め(実写)

大天井岳山頂からの眺め(カシミール3Dにて描画) ・・どうしてもこれも左右が合わせられなかった(涙)
大天井岳山頂からの眺め(カシミール3Dにて描画)


ホントに素晴らしい景色でしたよー! 9:00 下山?開始。

 燕山荘へ戻る。はぁ・・空身だけどまたあの道戻るんだなぁ〜。(*_*)
 でもお天気も良くて、素晴らしい景色を堪能しながらなので、恵まれてるよな〜。

 喜作レリーフ迄の下りは、積雪のせいでかなり滑る。
 足を滑らせたら、死んじゃうような所も有るので、慎重に・・・。
 途中で登ってきていた地元?の人が、
 "ココは毎年滑落して死んでるから足滑らさないように気をつけな〜"って言ってました。

喜作レリーフのハシゴ喜作レリーフの所のハシゴ。

まぁ余り大したことは無いんですが・・でも天候が悪い時は、手が滑りそうだな〜・・。
ココを登ると後は燕山荘まで細かいアップダウンの道のりのみ。

なかなか素晴らしい庭園漫遊という感じでした。(@^∇^@)

登山口に到着。 15:20 中房温泉到着。

 燕山荘からは、結構たったか降りたので、約2時間で下山。
 どうもお疲れさまでした〜。
 帰りは、中房温泉には入らず、途中の穂高温泉街の温泉に入って帰りました(笑)。

 久々のテント山行でしたが、お天気にも色々な意味で?恵まれ、
 景色満喫・怪我もなく無事下山できて満足の山行でした。

★お★し★ま★い★ 前日を見てみる?


GPSによる考察

@登り 断面図

結構良く歩いたな、と言う感じ。
燕山荘からの下りが思ったより早く降りれたので、疲れはあまり無かったです。

A登り 速度

下りは特に、中房温泉に近くなると気が急いていたのか、スピード上がってますね(笑)。

B登り 斜度

燕山荘〜大天井岳迄は、ほとんどなだらかな道であるのがよくわかるかと思います。