★山スキー at 燧ヶ岳★(2003年4月19日) 福島県南会津郡檜枝岐村

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友人と燧ヶ岳に行ってきました。
最近は週末になると天気が崩れて、今回も土曜が"晴れ後曇り・雨"、日曜"雨"というイマイチな状況でしたが、
土曜早め勝負?と言うことで行ってきました。場所はここをクリック!


金曜の夜に東北道から西那須野塩原ICを降り、国道400号、121号、352号と下道約70キロ。
夜中1:30頃、桧枝岐村の七入駐車場に到着。うーん、なんて山深い所なんだ・・・。

御池の登山口までは除雪が完了しておらず、とりあえず七入駐車場で仮眠。
ネット等で調べた所、除雪完了日はGW直前あたりらしいです。
とはいえ、途中までは車で行けるだろうとふんでいたのですが(過去、モーカケの滝の駐車場まで入れたというページもありましたので)、
が、しかーし!実際に着いてみると、たくさんの「雪崩危険 進入禁止」の看板&除雪車で完全に道が封鎖されていました。 ガ〜〜ンb( ̄□ ̄;)! !


"しゃ〜ない、気合い入れて歩くかぁ・・・"とりあえず仮眠して朝7時過ぎに出発しました。
御池の登山口まで約8キロ・・・。ザックに板&兼用靴をぶら下げ、運動靴でひたすらテクテク歩きます。

道は完全に除雪されています。ミニ黒部立山アルペンルートっぽい雪の壁を見ながら歩きますが、結構ながーい。
今日は天候が崩れてくる予報なのでできるだけ登山口近く迄行ける事を望んでいましたが、いきなりこんなアルバイトとは・・。
結局、休憩なしでひたすら歩きましたが、約2時間かかってしまいました(男性ならもう少し早いでしょう)。
御池で少し休憩を取り、栄養補給。しかしこの時点で両足のつけ根が少し痛い・・ヤバイかも・・。
我慢して行ってみましたが、途中で痛みが我慢出来なくなり途中で終わりにしました。

来年は除雪されてからリベンジだ!(笑)


★ルート所要時間★ (--->:シール登行(登り)/滑降(下り)、 ===>:ツボ足、 ・・・>:徒歩)
【登り】
7:18 七入駐車場 ・・・> 8:10 モーカケの滝駐車場 ・・・> 9:19 御池駐車場(休憩35分)
9:55 御池駐車場 --->(途中ツボ足含む) 12:00 広沢田代
【下り】
12:08 広沢田代 ---> 12:28 上田代 ---> 12:54 御池田代(休憩 40分) ---> 13:54 御池 ・・・> 14:10 ブナ平 ---> 14:47 モーカケ沢手前 ・・・> 15:55 七入駐車場


★滑走ルート★(赤:登り、黄:滑走、青:徒歩[登り]、緑:徒歩[下り]) Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成。

燧ヶ岳ルート図(3D)
 実際の登りより、
 アルバイトが長いという・・。^_^;
 頂上にも行けなかったし、
 せめて下りを楽に、と言うので
 御池から七入迄も、
 滑れる所はできるだけ
 滑って降りてみました。
 時間だけ見ますと、
 登りとほぼ同じ時間かかっていますが、
 実際は板を着けたり、はずしたりを
 繰り返した時間も含まれていますので
 登りよりは早く感じました。
 平面図を見たい方は
 こちらをクリックしてください。
 (別Windowで開きます)


七入駐車場の休憩所 7:00 七入駐車場。
  立派な休憩所がありますが、除雪が完了しないと使えないみたいです。
  ゆえに、トイレも使えません・・。

  この時間は雲は多いものの、晴れていました。
  朝方までここには、私達の車1台のみ。
  早朝2台の車がやってきて、登山者がスキーを担いで歩いていきました。

御池へ向かってひたすら歩く  8:05 アルバイト中の景色
  なんちゃって黒部立山アルペンルート(笑)。
  除雪できてるじゃーん・・と思いつつ延々2時間歩く。

  途中、除雪作業を行っている業者のバンが行き来していました。
  「乗ってかない?」って言ってくれないかなぁ・・と思いましたが、
  世の中はそんなに甘くありませんでした(笑)。
  除雪してないのに勝手に侵入?しているんだから、仕方ないですよね・・。^^;

ブナ平 8:40 ブナ平。
  両脇はブナ平です。帰りはココを滑ろうとじろじろ見ながら歩きました。
  厳冬期はこの道路も雪に埋もれているでしょうから、帰りは今の時期より楽かもしれません。
  (あくまでも御池から七入まで滑る、という意味に於いて、ですが・・)

やっと登山口に到着だぁぁぁ!  9:27 御池にやっと到着。
  結局ここまで道自体は完全に除雪されていました。
  御池の休憩所もトイレは閉鎖されています。

  ここで私達は運動靴を脱ぎ、兼用靴に履きかえて、登る準備をしました。
  今迄履いていた運動靴は、ビニールシートのかかった自販機の上に勝手にデポ(笑)。
  準備・腹ごしらえ等で30分程休憩。

歩きはじめは樹林帯  10:05 歩きだしの所。
  最初はちょっと木々が密な所を歩いていきます。
  雪は水分を含んで重い雪です。

  私達以外の他に登山者は一人も居ません。
  鳥の声が響くだけで、とっても静か・・。

ひたすら登る。。  10:15 少し開けてきました。
  このあたりは、クロカンのような感じで進みます。
  天気は持つかなぁ・・・?

  しかし、この後は斜度がきつくなり、へなちょこの私はシール登行がきつくなってきました。
  ジグザグ登ると、ついエッジを立ててしまい、板がズリッ!と後へサヨーナラ。
  ズリッ → バタン(転ぶ)の繰り返しで、終いにはヘッピリ腰になってしまい、
  ちっとも進みません。汗だくだく・・。
  これじゃーイカンと思い、板をはずしてツボ足で行くことにする。
  ツボ足になると直登できるけど、板が肩に重く感じます。
  それでもシールで登るより速かった・・。
  ちょっと斜度がきつくなると(しかも私のレベルで)登れなくなるので、
  今後練習しないといけないなぁ・・(*_*)
  のろのろでも進めれば良いのですが、止まってしまう・・。
  これじゃ連れにも迷惑かけてしまいますよね。
  せっかくクトーを購入していったのに、その時はもう板をはずす事しか考えてなくて・・(全然意味無し!)
  ここでクトー付けて登る練習してみれば良かった、と後から反省。

広沢田代付近で既に疲れ気味のoshi・・。  11:50 広沢田代。
  そんなこんなで、夏なら1時間で行ける広沢田代まで1時間半以上かかる。

 うげっ!もうお昼やん!!!b( ̄□ ̄;)! !

  登山口の時点で痛かった両足のつけ根は、動かすたびズキズキ痛みます。
  あの丘の向こうは熊沢田代。加えて雨がポツポツ・・・。
  せめて熊沢田代までは行きたかったけど、時間&体力?切れだなぁ・・。
  足さえ大丈夫なら、全然問題ないんだけど、
  これ以上無理して降りれなくなったらしょうがないので、ここで登りは終わりにする。

いざ滑らん(笑)!  12:20 滑降開始
  上田代へ向かって、左側にトラバースしながら滑り降ります。
  雪はかなり柔らかくて、ちょっと足がとられがち。
  もう少し固めだと、滑りやすいんだけど・・。でも全然OK。

2級を落ちたヘッピリ滑り(笑)。  12:45 上田代直前の斜面。
  足のつけ根が痛くて歩くのがつらかったのですが、滑りになると平気です。
  たのしいなぁ〜!もう少しお天気が良ければもっといいんだけど・・・。
  晴れ女の割に最近、天気に恵まれません(涙)。

  滑りがちょっと後傾気味だなぁ〜。^^;

  その後GPSと地図を確認しながら、御池田代へ降りました。

実際にはキレイに見えたのですが、コレだと見えませんね・・^_^; 13:00 御池田代
  御池田代でちょっと遅い昼食。
  少しだけ雪が融けて、川になって♪で、湿原が顔を出していました。
  ふと見ると、遠くに大きな白い山・・。
  なんと平ヶ岳でした。
  大人になってはじめて登った山で(しかもいきなりテント泊)、
  これがきっかけで山登りを始めた私はしばらく感慨にふけって眺めておりました。
  結局誰一人にも会わなかったなぁ!
  (頂上に行ってないから(涙))

  ここから10分程で、御池に到着。
  思ったより平坦な所が多く、結構スケーティングが疲れました。
  御池に向かって右側を降りたほうが、滑りは楽しかったかもしれません。
  でも静かな山を満喫。良かった。

ブナ平  14:00 七入までの帰り
  朝誓ったとおり、ブナ平を滑って(というかほとんどスケーティング)降りました。
  かなり緩斜面なので爽快に滑走とは行きませんが、道路を歩くよりは楽しく行けます。
  私は向かって左側を滑りましたが、途中で右側を滑って下りられている方を見ました
  その方はそのまま七入まで滑り下りていたようです。
  (着いた時間は私達と同じ時間だったけど)

  左側から行くと、途中で道路や七入沢に阻まれるので道路歩きをしなければなりませんが、
  右側から行くと七入駐車場までスキーで滑走可能かもしれません。
  (あくまでも自己責任でお願いいたします。m(..)m)


GPSによる分析

@登り 断面図

標高差は約700mです。
(七入駐車場から広沢田代まで)
燧ヶ岳頂上まで行くと約1,000の標高差となります。

A登り 速度

道路を歩いているときと、シール登行になった時の差が如実に・・。
時速1`じゃイケマセンねぇ・・。(*_*)
その後ツボ足で少しだけ持ち直し、なだらかになってシール登行に切り替えました。
練習して鍛えなきゃなぁ。

B下り 断面図

できるだけスキーで降りたので、登りと比較すると約半分の歩きで済みました。

C下り 速度

滑走は平均5〜10`程。なだらかな所も多かったのでこういう感じになりました。