★十勝岳周辺(翁コース/富良野岳ジャイアント尾根)(2004年3月5,6日)1,2日目 北海道空知郡上富良野町

トップに戻る〕〔山行履歴に戻る

◆1,2日目  ◆3日目  ◆4日目

山スキーをしに北海道まで行ってきました。ある意味今年の山スキーの中では一大イベントです。場所はココをクリック
会社を金・月と二日も休んで3泊4日。せっかく行くんだから滑りたい!
しかし週末のお天気は北海道は荒れ模様〜・・・。どうなることやら・・。

旭川空港からレンタカーで十勝岳温泉に向かう予定ですが・・なんと羽田で離陸する飛行機で空が満杯だとかで、1時間近く離陸が遅れてしまう。
二日も仕事休んで来てるんだから、今日も滑りたいのにぃ〜!!!!!!!!o(T□T)o
旭川空港に着いたら、お天気は穏やかな感じ。あら意外と良さそう?・・。
お昼を食べたり、買い出ししたりしながら向かったので、今回の宿、十勝岳温泉・凌雲閣に着いたのは14時過ぎ・・。
貧乏性ゆえ、できればどこか少しだけでも滑りたい・・と思い、登りゼロで滑られる、翁コースを滑る事にしました。


 2004年3月5日 翁コース概要図(拡大図はクリックしてください。ログは取っていないので概要です。)

翁コース 概要図 三段山クラブによると、凌雲閣より「翁コース」(左図:紫色のコース)と呼ばれる夏道をバーデン上富良野(休業中)まで滑りおりるコース、と記述されています。車が2台あれば、凌雲閣とバーデン上富良野に車を置いて何度でも往復して滑る事ができるので、三段山愛好家の方々から"オートルート"と呼ばれているようです(笑)。

凌雲閣の駐車場からほんの少しだけ登ったあとはひたすら滑りおりるだけ。
あまり期待していなかったのですが、期待以上!!
樹林帯(と言っても全然疎林)の為か、雪はフカフカで、私は上手くなったのかしら?と勘違いするほどコンディションはいいし、若干斜度は緩めながらも、途中は30度を超える斜面もあり、なかなか変化に飛んでいます。
惜しむらくは距離が短い事ですが、車があれば何度でも往復出来ますし、短いと言っても、そこら15分〜20分位は滑りつづけられます。滑ってみた感じでのあくまでも素人目ですが、地形的に雪崩の心配は無さそうですし、お天気が良くない時でもココは楽しめそうです。^^

しかし、先々週の万座では思い切り春スキーだったので、もうフカフカの新雪はありつけないと思っていましたが、さすが北海道。まだまだパウダーでした。
旅館のご主人によると前日までは、大雪で山の稜線が見えなかったという事らしい。
「いやー運が良かったですね」だって。^^


◆◇ オートルート(笑)お楽しみ写真? ◆◇
翁コースを滑る写真です。ほんとにフカフカでした〜♪登り無しで楽しめるし、美味しすぎるな〜ココ。
思った以上に楽しくてご機嫌な皆様。 こういうなだらかなとこもあり・・ ここが30度位の斜度の所。今まさに滑りおりる。
思った以上に楽しくてご機嫌な皆様。 こういうなだらかなとこもあり・・ ここが30度位の斜度の箇所。
今まさに滑りおりようとしている所。


 2004年3月6日 富良野岳 ジャイアント尾根

富良野岳。手前は北尾根。ジャイアント尾根はその向こう。

朝起きると、多少風は強いものの、良い天気・・。
出かけに宿のご主人からまたまた「運が良かったですね〜^^」と声をかけられてしまった。
凌雲閣から富良野岳が綺麗にみえる。
ここ一旦250bほど下ったバーデン上富良野まで車で移動。
既にたくさんの人達が準備をしていました。でも、たった250b降りただけなのに・・・全然風が無い。
やっぱり自然はちょっとしたことで違うのね・・。

三段山と迷ったのですが、行ける時にジャイアント尾根に行ってみようということで、今日行き先は富良野岳ジャイアント尾根に決定。
この周辺の尾根名称等は、三段山クラブのこちらの図をご覧ください。ココ
(ちょっとサイズが大きいのでご注意ください。220KB程あります)

★ルート所要時間★ (--->:シール登行(登り)/滑降(下り))
【登り】
8:30 バーデン上富良野 ---> 9:20 ベベルイ川超え北尾根取り付き ---> 10:20 1,400b付近
【下り】
10:30 1,400b付近 ---> 10:40 1,200b付近 ---> 11:20 1,030b付近 11:35 ---> 12:05 バーデン上富良野


★滑走ルート★(赤:登り、黄:滑走、ピンクの破線:ログ切れの為、手入力分)
 Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成。
 平面図を見たい方はこちらをクリックしてください(別Windowで開きます)。 中縮尺の平面図はこちら
富良野岳ジャイアント尾根ルート図(3D)


ジャイアント尾根はその向こう。 8:30 ヌッカクシ富良野川沿いの道路わきから取りつく。

バーデン上富良野を道路沿いに100bほど下った所に取付ける場所があります。
そこから、ヌッカクシ川(1,000b付近は雪で埋まってました)を超え、ベベルイ川の右岸沿いに登り北尾根を超えて、ジャイアント尾根に取りつきます。
若干雲は有るものの、天気は良い。良かった・・。
しかしちょっと風が強い。森林限界超えたらかなり寒そうです。

途中で気がついたのですが、寒さでGPSの電源が切れてしまっていました。
う〜ん今迄こんな事無かったのに・・(ルスツでも)。
やっぱり低温には弱いんだなぁと実感。ケースにホッカイロを入れたら大丈夫でした。^^
(その後、一度も切れませんでした)

斜度は結構あるけど、ドンドコ登る。斜度は結構あるけど

既に何人も入っているようだったのでトレースはしっかり有りました。
時々木々の間から見える富良野の町を見ながら、快調に登る。

1,300b付近。10:00 森林限界も近づいてきた

1,300b付近。このあたりまで来ると、下界が綺麗に見えて、気分も爽快。
しかし、風がかなり強くなってきた。フカフカしていた雪も少しクラスト気味に。

強風の中ボーダーさん達も登って行きます。かなり強風が・・

若干雲も多くなってきて、風はかなり強くなり・・暑いのに、強風で頬がチクチク痛い。
見上げるとボードを担いだボーダーさん達が登っている。
このあたりまで来ると、風の為か雪は完全にクラスト気味。

このあと1,400b付近でこれ以上上がっても風が酷くなるのと、
雪質も悪いだろうという事で登りは終わりにする。
当日はほとんどのパーティがこの付近で登りはやめていました。

風の為にかなりシールをしまうのに時間がかかってしまった。
メチャメチャ寒いなか、皆様お待たせして申し訳ありませんでした。m(_"_)m


◆◇ 滑走の様子 ◆◇
クラスト気味だけど、楽しい〜♪。ちょっと降りるとフカフカになる。
今から滑走!。 クラスト気味で少し滑りつらいけど、気分爽快! ここが30度位の斜度の所。今まさに滑りおりる。
今から滑走! クラスト気味で少し滑り辛いけど、気分爽快! でも少し下ると雪は快適♪


とりあえず記念写真。10:40 1,200b付近で一休み。

ちょっと下って森林限界以下になると、雪はフカフカ、風もおさまるのです。
ほんのちょっとの違いなのに・・やっぱり全然違うのです。

てなことで、ちょっと記念写真を♪

深雪を颯爽と滑るMさん腰までの深雪も

雪が軽いので、ヘッピリーな私でも、快適に深雪を滑れました(と思う(笑))。^^
こんな深雪滑ったのは、私は初めてです♪
滑るというより、泳いでいるような、そんな感じです。
いやー気持ちよかった〜♪

出発点が見えてきた。11:40 終点が見えてきた。

途中で15分ほど休憩した後、登りとほぼ同じルートを辿って、下山。
あまりベベルイ川沿いに下りすぎると、時期にもよりますが、徒渉しないと戻れなくなるので
谷側に向かって、 早めに右手に入って下ったほうが良い様な気がします。
思わずずっと滑って行きたくはなりますが。^^;

おっとっと・・・ビミョーに徒渉(笑)

右側に入って・・と書きましたが、気持ち遅かったのか、ちょっとだけ川が・・・
幅にして数十センチだったので、木の根っこ等を掴んで渡る。
(仮に落ちても浅瀬でしたので)。
ちょっとだけハラハラ(笑)しながら無事終了〜。
お疲れ様でした。

その後は、のんびり露天風呂に入りました。山スキーの後に温泉。いいねぇ〜♪
カラスの行水の私にしては珍しく1時間ほど露天風呂で真っ白な山を眺めながらを温泉を満喫しました。^^
温度がちょうど良くって・・思わずウトウト・・・・。
写真でお見せできないのが(当然だけど)残念ですが(笑)。
実際はこれよりも大雪ですが、こちらのイメージでお楽しみください。^^;;

★一体何時更新できるのか不明ですが(笑)・・ 3,4日目へ続く★


GPSによる考察

@登り/下り 断面図

標高差は約400bです。
風さえなければもう少し上まで行きたかったですが・・。

A登り/下り 速度

区間1はログ切れのため手入力です。
が、一応時間を合わせて入力したので、大体この位のスピードであると思われます。
特に登りつらい所もありませんし、 既にトレースがあったので、特に問題無く登れました。
私も随分成長したかな??^^;(大ウソ・・)

B登り/下り 斜度

中ほどが若干登り坂がキツいですが、森林限界になると斜度は緩めで一定している感じでした。