★山スキー at 立山★(2003年5月24〜26日)の2日目 富山県中新川郡立山町室堂平

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2日目の朝を迎えました。
前日の寝不足もあり、綺麗な布団でぐ〜〜〜っすり眠って、すっきりカイチョー!
・・・と言いたい所ですが、実際は、誰かのうなり声の様なイビキが気になり(もちろん女性の)、夜中まで寝つけずイライラ・・・。
普段ほとんどテント泊で、"他人と大人数で寝る"、という状況に慣れていないせいだからなのかなぁ?
耳栓持ってくれば良かったと、またまた反省・・。
てな事で、朝5時過ぎに一応起きましたが、(=_=) ネムー・・・という感じ。トホホ。

気を取り直して、宿の入り口まで外の様子を見に行きました。
少し薄曇りで、風が強い感じ・・・。雪面がガリガリアイスバーンだったらどうしよう・・とちょっと不安に。

食事を済ませ、7時過ぎにみくりが池を出発。今日の予定は雷鳥沢を登り、別山乗越へ。その後剣沢小屋へ滑り込み、登り返し。
その後雷鳥沢を滑って宿に戻る予定です。

前日の登れ無さ加減と今日の行程を考えたら、迷惑かける事必須だったので、
独りでこの辺りをシール登行練習でもしてようかなぁと思ったのですが、
クトー無しで行ける所まではシールで、クトーが必要な斜度になった場合は、ツボ足で登るということにして皆と一緒に行動する事にしました。

しかし、前日と比較して気温が低い&雲が多いせいか、ガリガリアイスバーン&洗濯板状態・・。
雷鳥荘から雷鳥平まで滑り下りるだけでも、ズリズリズリ〜・・・コテッを繰り返す。先が思いやられる・・。
そのような状況だったので、最初からクトーをつけることになり、すっかりツボ足モードだった私はクトーすら宿に置いてきてしまっていました。(^o^;
と、いうことで、いきなり板を担いで、歩行用アイゼンを着けザクザク歩く事になりました。

★ルート所要時間★ (--->:シール登行(登り)/滑降(下り)、 ===>:ツボ足、 ・・・>:徒歩)
【登り@】
7:15 みくりが池温泉 ---> 8:10 雷鳥平 ===> 10:20 別山乗越 10:50 ===> 11:10 剣御前下部
【下り@】
11:15 別山乗越 ---> 11:30 剣沢小屋
【登りA】
12:05 剣沢小屋 ---> 13:05 剣御前小屋
【下りA】
13:50 剣御前小屋 ---> 14:10 雷鳥平 ・・・> 14:55 みくりが池温泉


★滑走ルート★(赤:シール登行、黄:滑走、青:ツボ足、黄緑:登り[徒歩]) Garmin GPS Venture&カシミール3Dにて作成。
 平面図を見たい方はこちらをクリックしてください(別Windowで開きます)。 立山ルート図(3D)2日目@ 立山ルート図(3D)2日目A


大日岳をバックに登ります。ちょっと寒い位だけど、登っているときは汗ダクダク・・。9:00 雷鳥沢を登る
雪が固めのせいか、クトーが良く効いたそうです。
雲もとれて、日差しも差してきた!良い感じ。

ひたすら登るサブリーダー。
後ろは大日岳です。

私もあの位のペースで登れるようになりたいなぁ・・。
・・・練習しかありませんネ・・(^o^;;;;

もうちょっとで休憩だっ!10:00 別山乗越まで最後の登り
前の集団は純粋なスキーヤーさん達でした
ゲレンデ靴に板を肩に担いだりして(ヒエ〜〜)登っていました。
秋田から来たとおっしゃっていました。
一番後ろのおじさまと少しお話ししましたが、おじさま曰く、
「呑む金はあんだけど、(板をくくりつける)ザックを買う金がないんだよ。」だそうです。オィオィ・・

この写真の少し手前から雪が切れていて、ツボ足でないと、もう登れません。
ま、私はずっとTSUBOだけど・・(ーー;)。あ〜板が重いヨ・・でも珍しく皆の中で一番早い(笑)。

剣岳をバックに記念写真11:00 剣御前への途中にて
剣御前小屋の前で休憩&栄養補給後、剣御前方面へ登ります。
約10分程登った所で記念写真。
この頃になると風も全くなくなり、快晴!!!ウヒッ!

これから剣沢小屋までの楽しい滑りが待っています。d(⌒o⌒)b♪

★剣御前下部より剣岳方面を望む★(実写)
気持ち良すぎる〜〜!

★剣御前下部より剣岳方面を望む★(カシミール3Dにて描画)
遠くの山々は五龍岳などだったんですねぇ・・

まん中の米のようなモノ(笑)が、滑り下りているサブリーダー11:20 剣沢小屋まで滑走
いよいよお待ちかねの滑走第一弾!
剣沢小屋(写真左上部の茶色い塊の所)まで滑り下ります。
この頃になると、雪も適度に緩んでいました。
柔らかいのでちょっと足は取られますが、この時期にしては快適!に滑る事が出来ました。

剣沢小屋のご主人によると、平成元年以来の大雪だそうで、
リーダー曰く、いつもは少し急な斜面らしいのですが、今年は中斜面になっていたそうです。

わたし的には助かりました(笑)。

ふぇぇぇぇあんなに登り返すのかぁ・・11:50 剣沢小屋から望む別山乗越
滑るのあっという間だったけど、ふと、滑ってきた方向を振返ると・・・。
・・・結構登り返すんだなぁ・・・とボーゼン・・。(@_@)
同じゲストのTさんも、そう思った、とのことでほっとする(笑)。
ここは練習、シールで登らなくては。。

ぽかぽか陽気で、壮大な景色を眺めながら、のんびり昼食を取る。

その後、1時間かけて何とかシールで登り返す。汗ダクダクダク〜
例年よりは雪が多いため、随分楽に登れたらしいのですが・・。

後は滑るだけだ〜13:50 剣御前小屋より滑走開始
ここから、雷鳥平に向かって滑り下ります。

小屋の直下は雪が切れているので、歩きで30bほど降りた後、この場所から滑走開始です。

雷鳥沢方面に滑り下りるか、それより向かって若干右手の登ってきたルート方面に滑るか迷いましたが、最終的に後者を選択。

2,500b付近14:05 雷鳥沢2,500b付近
今から滑ろうとしている、ゲストのTさん。
このあと5分であっという間に雷鳥平。

まぁなんとか今回のメインが、昨日ほどの迷惑をかけないですんで良かったぁ・・・。
まぁ雷鳥沢、ツボ足で登ったからで、全然解決してないけど。
とは言え、剣沢小屋からの登り返しは
昨日と比べて(自分としては)随分マシに登れたので、頑張るゾと思えた一日でした。

ちなみにTバーは、今日はお尻を乗っけた部分は90度回転して|状態にならずに(笑)登りきれました。

サービス満点雷鳥くん♪17:00 雷鳥来る!
みくりが池に戻ってから天候が良かったので、外で宴会第一弾。
リーダーが豪勢なおツマミを作ってくださり、大盛り上がり。

と、そこに雷鳥が・・・。
保護鳥の為か?人間を恐がる気配が有りません。
こんなに近づいて写真を撮っても全然OK。

生まれて初めて雷鳥を見たのですが、かわいかったです。鳴き声はちょっとヘンだったけど(笑)。

 ★さぁいよいよ滑り納め!3日目へ続く!★  前日(1日目)を見てみる?


GPSによる考察

@登り〜下り1 断面図

標高差は約500bです。
雷鳥平からは約2時間程でつきました。
(シールだったら想像するだけ恐ろしい・・(笑))

A登り〜下り1 速度

滑走と同じグラフで表示していますので、登りの速度が分かりづらいですね。登りだけの大きな図はココをクリック!。

ツボ足でも時速2`弱だなぁ・・大して変わらないなぁ・・。
でも昨日よりは、完全停止してしまう事が無かったので、気分的には随分普通に歩いていたように感じました。
数字になるとこんなに微妙な物なのですね。

B登り〜下り2 断面図

雷鳥平迄は良いのですが、その後若干登り調子のスケーティングしないと行けないので、疲れた体には堪えます(笑)。

図上にはありませんが、その後、雷鳥荘〜みくりが池の歩きも結構30分程かかるので、このときばかりは「雷鳥荘に泊ってれば良かったなぁ」と思ってしまった私だったのでした。(^o^;

C登り〜下り2 速度

1と同じく、滑走と同じグラフで表示していますので、登りの速度が分かりづらいですね。登りだけの大きな図はココをクリック!。

クリックして大きな図で見ると、シール登行が随分マシになってるぅ!と、独りで自己満足(笑)。